つまみ細工とは
つまみ細工って意外と知られていない?
つまみ細工って、意外と知られていないんだなぁと日々感じています。
「つまみ細工のハンドメイド作家です」と、自己紹介をしても、
「つまみ細工って何?」ってなる方がほとんどです。
そんな私も数年前、本屋でつまみ細工を見るまで、全く知りませんでした。
”成人式の髪飾りで見たことある!これが「つまみ細工」っていうのかぁ”
というのが第一印象でした。
「つまみ細工」とはどんなものなのか、紹介していきます。
つまみ細工とは
薄い布を小さな正方形に切って、つまんで折りたたんで組み合わせて花や葉、蝶や鳥などのモチーフを作る技法です。
折りたたみ方は数種類あり、組み合わせ方で様々な形を作り出すことができます。
また、布の種類や、色・柄を組み合わせることによって、全く違った雰囲気のものが出来上がります。
東京都指定の伝統工芸
「江戸つまみ簪(かんざし)」として昭和57年に伝統工芸として登録されています。
江戸時代初期に、京都で作られていた花びら簪が、江戸に伝わったとされています。
そして江戸からお土産品として各地に伝わっていったのです。
伝統工芸に指定されているのは、「簪(かんざし)」ですが、
これがつまみ細工の始まりでもあるのですね。
身近なつまみ細工
伝統工芸品、というと晴れの日に使う特別なもの、という印象が強いですが、
現在はハンドメイド作品も多く、普段使いのヘアゴムやブローチ、
アクセサリーやインテリアなどのアイテムもあります。
布を折ってつまんで作られたつまみ細工はぷっくりとしていて、
その存在感は、普段使いのものに華を添えてくれます。
みなさんにも、少しでもつまみ細工に興味を持ってもらえたら嬉しいです。