carNa【カーナ】 布を「折って・つまんで」形作る日本の伝統工芸、つまみ細工を用いた作品の製作・販売をしています。アクセサリーやインテリア小物などちょっと気分を上げてくれる普段使いしやすいアイテムや、季節のイベントや特別な日を彩る作品を、心を込めてお届けします。和装にはもちろん、日常の装いに和のアクセントとしてお使い頂くのもおすすめです!

初心者でもOK!つまみ細工の剣つまみと丸つまみでお花を作ってみよう

「つまみ細工」といったら一番に思い浮かべるのはお花ですよね。

基本のつまみ方で、初心者の方でも挑戦しやすいお花の作り方を紹介します。

 

つまみ細工のつまみ方で、まず最初に覚えたい基本のつまみ方は「剣つまみ」と「丸つまみ」です。

つまみ細工のお花は、ほとんどがこの二つのつまみ方で作っていきます。

この二つをマスターしたら、あとはそれを組み合わせたり、ちょっと応用していくだけです。

 

それぞれのつまみ方でお花を作ってみましょう!

 

剣つまみ

では、基本のつまみ方のひとつ「剣つまみ」でお花を作っていきましょう。

 

<材料を用意しよう>

用意するのは3㎝角にカットされた生地が8枚。

枚数は花びら分の枚数に合わせてくださいね。

今回は8枚で作っていきます。

 

<花びらを作ろう>

花びら1枚を作るのに、つまむ工程は、たったの3回!

正方形の生地を三角に3回折るだけです。

 

 

 

 

ここで、注意が必要なのは、3回目の折り方です。

どちら側に折るかによって、重なっている部分が左右どちらにくるか変わってきます。

どちらでもいいのですが、作る花びらは全て同じ方になるように揃えるのがポイントです。

 

3回折ったら、先端部分にボンドを付けます。

指先でつまんで、接着しましょう。

 

 

 

生地の種類にもよりますが、大抵は指先でぎゅっと押さえることで接着できます。

薄い生地などで、なかなか接着できないときは、洗濯ばさみなどで挟んでおきましょう。

 

最後に、下部の切りっぱなし部分をハサミでカットし揃えて、花びら1枚の完成です。

 

 

<お花を作ろう>

花びらが枚数分できたら、いよいよお花を作っていきます。

 

まずは土台を用意します。

今回は、4㎝角の正方形の生地の上に、花びらをのせていきます。

アクセサリーなどに使用される場合は、丸くカットした厚紙に生地を貼って土台を作り、

その上に花びらを乗せていくのがおすすめです。

 

花びらを土台に乗せていくときは、バランス良く花びらを配置するために、

まずは十字の方向に花びらを配置し、その間に花びらを乗せていくのがマストです。

 

  

 

8枚の場合は、十字の間に1枚ずつ配置していけばOKです。

 

 

仕上げに、中央部分にパールなどを飾って、完成になります!

 

丸つまみ

次は、剣つまみと同じく基本のつまみ方のひとつ「丸つまみ」で作っていきましょう。

 

<材料を用意しよう>

用意するのは3㎝角にカットされた生地が6枚。

枚数は花びら分の枚数に合わせてくださいね。

今回は6枚で作っていきます。

 

<花びらを作ろう>

こちらもつまみ方は簡単で、3工程だけになります!

2回三角に折って、写真のようにピンセットでつかみ、両側に開いて折っていきます。

 

 

 

 

 

先端部分にボンドをつけて、指でつまんで接着しましょう。

そして、下部の切りっぱなし部分をハサミでカットし揃えて、花びら1枚の完成です。

 

<お花を作ろう>

花びらが枚数分できたら、いよいよお花を作っていきます。

ここからは、剣つまみのお花と基本的には同じ工程になります。

 

まずは土台を用意します。

今回は、4㎝角の正方形の生地の上に、花びらをのせていきます。

アクセサリーなどに使用される場合は、丸くカットした厚紙に生地を貼って土台を作り、

その上に花びらを乗せていくのがおすすめです。

 

今回は6枚の花びらをバランス良く配置するために、

まずは対角線状に2枚花びらを配置します。

 

 

 

次にはすでに配置した2枚の花びらの間に、2枚の花びらを配置します。

その2枚の対角線状に残りの2枚を配置します。

 

 

 

ボンドで接着した後、花びらの上の部分をピンセットで開き、

花びらの形を整えていきます。

 

 

 

この作業は「剣つまみ」にはないので、「丸つまみ」独特の作業になります。

 

 

この花びらを開いて形を整える作業、お花が咲いたみたいで私はちょっとテンションが上がります。

 

仕上げに、中央部分にパールやペップなどを飾って、完成になります!

 

応用編

「剣つまみ」と「丸つまみ」で作るお花、いかがでしたでしょうか。

つまみ方が違うと、出来上がるお花のイメージも結構違いますよね!

 

さらに、生地を重ねてつまむ「二重の剣つまみ」「二重の丸つまみ」という技法もあります。

同色で重ねるとボリュームが出て、迫力のある仕上がりになりますし、

違う色を重ねると、また雰囲気の違ったイメージになります。

 

また、生地の種類によってもボリューム感や印象が変わります。

 

どんな色を重ねていくか、どんな生地を使うか、

皆さんのアイディアで色々試してみてくださいね!

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