つまみ細工は独学でも作れるようになる!おすすめの方法とは
こちらの記事を読んでいるあなたは、
ずばり、つまみ細工に挑戦してみよう!と考えている方だと思います。
挑戦してみたい!と思いつつ、
準備が大変だったらどうしよう・・・
お金がかかっちゃうかな・・・
お金をかけて準備したのに続かなかったら?
と、考えちゃう方も多いのではないでしょうか。
でも!自宅にある道具や材料で、独学で作ることができるなら、やってみたい!
と思いませんか?
つまみ細工を独学で作るおすすめの方法をご紹介したいと思います。
つまみ細工とは
つまみ細工は、布を「切って、つまんで、折りたたんで」
お花や蝶、鳥などの形にしていく、布細工の1つです。
つまみ細工の「江戸かんざし」は東京都指定の伝統工芸品でもあります。
色の組み合わせや、生地の種類によって、様々な表情のつまみ細工を作ることができます。
独学が可能な理由とは
お教室などに通わなくても、
独学でつまみ細工が作れるようになる理由とは何だと思いますか?
私がこれなら自分で挑戦できそう!と思った理由3つを紹介します。
①材料・道具が容易に揃えられる
まずは作成に必要な材料や道具が自宅にあるものや、100円均一などで用いできること。
専門店やお教室に行かないと手に入らないものがなくとも、作ることができます。
初期費用があまりかからないことも、始めやすい理由のひとつです。
②複雑な工程がない
主な作業としては、シンプルな工程を丁寧に、コツコツと行うこと。
つまみ細工は、複雑な工程を踏まなくとも作ることができるんです。
③見本の写真や動画がある
お教室などに通わなくても、本に載っている写真や、作り方動画などがあります。
お教室と違って、わからないところは繰り返し見たりすることができるので、自分のペースで作ることができます。
作るのに必要なものとは
つまみ細工は、自宅にあるもので作ることができます!
具体的には何があれば作ることができるのでしょうか。
<道具>
まずは、作るための道具を用意しましょう。
ハサミ、ピンセット、木工用ボンド、CDケース(ボンドを出しておく場所)、カッティングマット、定規。
最低限、この道具さえあれば作ることができます!
※CDケースは他のもので代用可能。
特別なものではないので、ご家庭にあるのではないでしょうか。
もしご家庭になくても、100円均一のお店で購入できるものになります!
詳しくはこちらの記事も見てみてくださいね!
<材料>
道具が揃ったら、あとは材料です!
「布」があればどんな生地でも作ることができちゃいます!
「布」といっても種類は色々あり、どの生地を使うかで、仕上がりの雰囲気はかなり変わってきます。
試しに作ってみたい場合は、ご自宅にある使っていない布で作ってみてはいかがでしょうか。
3㎝角の正方形にカットした生地が数枚あれば、チャレンジできますよ!
つまみ細工に適した生地の紹介は下記の記事にものってますので、
続けて色々作ってみたい方は是非ご覧くださいね!
独学のためのツールとは
道具と材料が最低限揃ったら、早速作ってみましょう!
でもどうやって?
なんとなくイメージが出来ていても、実際に作ってみようと思ったときって、
手が止まってしまいますよね。
そんなときは、お手本となるものを見て、作り始めましょう!
<本>
私も初めて作ったときは、本を見て作りました!
つまみ細工の本は、本屋さんの手芸コーナーに置いてます。
つまみ細工の作家さんが監修している本で、おすすめの道具や生地も写真付きで紹介されています。
また、作り方も写真付きで載っていますし、使用する金具の接着方法や接着のコツも載っています。
作家さんによって、個性も出ているので、違いを見るのも楽しいですよ!
<動画>
写真を見て作るのは難しそう!という方には動画をおすすめします。
検索すると、作り方動画が出てくるので、探してみてください。
ピンセットの使い方や手の動きなど、細かい部分を見ることができ、
お手本になりますので、とても参考になりますよ!
<実物の見本>
実物を見たことがない方は、ハンドメイドサイトなどで、つまみ細工を購入してみましょう。
私もつまみ細工を知ったのが「本」だったため、写真でしか目にしたことがなく、
実物を見たことがありませんでした。
そこで、ハンドメイドサイトで実物を購入してみたんです。
そしてその作品の仕上がりを目標に作ってみることを決意しました。
上達していくためには
つまみ細工に挑戦して、まずは自宅にあるもので作ってみることに成功したら、
あとはまた続けてみたいかどうか、ですよね!
最初はなかなか思ったように作れないものです・・・
イメージしていた完成品とはちょっと違った、という方がほとんどではないでしょうか。
もっと、きれいに作りたい!
作るのが楽しかったからもっと作りたい!
もっと色々なつまみ細工に挑戦してみたい!
など、これからも続けていきたいと思ったら次のステップに進みましょう。
<ステップ①:仕上がりの質を高める>
最初からうまく作れる人は少ないと思います。
大抵の人は「なんとか形になった」「まずまずの仕上がりかな」と、感じると思います。
そこから“仕上がりの質を高める”には、コツがあります。
このコツは実は単純なことです。
つまみ細工が、独学でも作れるようになる理由のひとつ「複雑な工程がない」です。
つまり、ひとつひとつの工程を丁寧に作れば良いのです。
具体的には・・・
・生地のカットは正確に
・折りたたむときも正確に
・ボンドは付けすぎない
・接着時も正確に
これだけなんです!
こつこつと丁寧に作業することで仕上がりの質は高くなりますよ!
<ステップ②:道具・材料をアップグレードする>
最初はまず作ってみよう!ということで、ご自宅にあるもので作ってみた方は、
ちょっとだけ道具や材料のアップグレードをしてみるといいかもしれません。
例えば、布をカットする道具、最初はハサミで充分でも、
カットする生地が増えたりすると「ロータリーカッター」や「ローリングカッター」と呼ばれる
布を裁断するカッターがあると便利です。
生地も自宅にあったハギレではなく、ちりめん生地や羽二重の生地などを購入し、
仕上がりの違いなどを試してみてください!
<ステップ③:つまみ方の種類を制覇する>
つまみ細工の「つまみ方」は種類がいくつかあります。
最初のうちは、基本の「丸つまみ」や「剣つまみ」を中心に作り、
慣れてきたら他のつまみ方にもチャレンジしてみましょう。
ここではつまみ方の名前だけ紹介します!
・丸つまみ
・剣つまみ
・ひだよせつまみ
・袋つまみ
・菱つまみ
さらに、それぞれにちょっとだけアレンジを加えたり、布を重ねて作ったり、
変化を加えることで、バリエーションが増えていきます。
<ステップ④:アイテムを増やす>
あとは、作れるアイテムを増やしていきましょう!
つまみ細工と言えば「髪飾り」を思い浮かべる方が多いと思います。
「髪飾り」と言っても、どんな金具に接着していくか、で違ったアイテムになりますよね。
かんざし、バレッタ、コーム、ヘアゴム、ポニーフックなどなど・・・
下記の画像では2wayクリップの金具を使用していますが、
つまみ細工のお花を針金で繋げて土台に固定し、その土台を金具に接着しています。
このように「髪飾り」だけでも、金具の種類がいくつかあり、金具への接着方法を工夫することで、
様々なアイテムを作ることができます。
髪飾り以外にも「ブローチ」「ピアス」などのアクセサリー類や、
額装などにつまみ細工で飾りつけをしたインテリアなど、
色々なアイテムにチャレンジしていってくださいね!
まとめ
何か始めてみたいけど、簡単に始められるものってないかな~って
考えている方は結構いるのではないでしょうか。
私もその1人でした。
本屋さんの手芸雑誌などのコーナーで、
「自分でも作れそうなものないかな~」
「お教室までは気が進まないし、家で作れるものないかな~」
と色々な雑誌を開いてみました。
そこで「つまみ細工」が目に留まって、
作り方の写真や説明を見て、「私にもできそう!」とワクワクしたのを覚えています。
作り始めたら「あれも、これも」になってだんだんと上達してきて、
作品も増えてきて、思い切って、ハンドメイド作品として販売してみることに挑戦しました!
作家としてはまだまだですが、あのワクワクした気持ち、
是非みなさんにも味わってほしいな、と思っています♪