つまみ細工初心者でもできる!きれいに作るコツとは
つまみ細工は、工程も少なく、複雑な作業もない。
さらに特殊な道具も必要ないので、誰でも簡単に始めることができると言えます。
私もその1人で「これなら私にもできそう」と始めました。
それに「私は器用なほうだ」という自負もありました。
ですが、初めて作ったつまみ細工のお花は、
本で見た素敵なつまみ細工とは違い、なんだか不格好・・・
ちょっとショックでした。
ショックと同時に悔しかったので、ひとつひとつ見直して、
きれいなお花を作ることができる方法を私なりに見つけましたので、
同じ思いをしている方の参考になればと思います。
初心者がうまくできないこととは
つまみ細工を始めたばかりの頃、ぶつかることが多い悩み、
完成したはいいけど、思ったようにきれいにできなかった・・・
なんだかバランスが悪い・・・
複雑な工程のないつまみ細工ですが、
バランスよくきれいに作るにはどうしたらいいのでしょうか。
具体的にうまくいかないこととは、どういった内容なのでしょうか。
<基本のつまみ方>
つまみ細工を始めるのに、まず覚えるのは基本のつまみ方である
「丸つまみ」と「剣つまみ」です。
まずはこの基本のつまみ方を極めて、きれいなお花を作ることを目標にしたいところですが、
作り始めて間もない頃は、なかなか簡単にいかないものです。
基本の「丸つまみ」と「剣つまみ」の作り方は、下記の記事で写真付きで紹介してますので、
良かったら見てみてくださいね!
<うまくいかない原因>
基本の「丸つまみ」「剣つまみ」で作るお花のバランスが悪いというのは、
具体的にはどのような部分が「うまくいかない」のか。
次の2点が原因だと思います。
①丸つまみor剣つまみで花びらを複数枚作ったが均一でない
1枚1枚つまんで折って出来上がった「丸つまみ」や「剣つまみ」の花びらたちを見ると、
なんだか微妙に違うサイズに見える花びらができていたりします。
私も初めのころは「あれ、これだけ何かがおかしい」
というのを見つけては作り直しをしていました。
作った花びらは、全てピシッと同じに見えるのが目標ですよね。
②花びらを配置したときにバランスが悪い
花びらが完成して、ひとつひとつ配置してお花を作っていきますが、
出来上がってみると、花びらが1つだけちょっと外に出ていたり、
よく見ると、中心が揃っていなかったりして、バランスの悪いお花になることがあります。
思ったよりも難しい!と感じる方もいるのではないでしょうか。
解決策
さて、具体的な原因がわかったところで、
それを解決するにはどのような方法があるのでしょうか。
それぞれの原因に対する解決法を紹介します。
<全ての花びらを均一に作るには>
ではひとつ目の原因
「丸つまみor剣つまみで花びらを複数枚作ったが均一でない」
の解決策についてです。
・生地のカットを正確に
正方形に生地をカットする際は、真っすぐ正確なサイズにカットすることが重要です。
1mmでも違えば、仕上がりに大きく影響します。
そのためには、ローラーカッターがあると正確にカットしやすいですよ。
・折りたたむときも正確に
最初のひと折り目、角にボンドを点でつけて接着するとずれません。
私は「爪楊枝」をつかってちょんとつけています。
この後はピンセットを使用して折りたたんでいきますが、
1回ずつ、ずれのないよう丁寧に正確に折りたたんでいきましょう。
・最後のカットを揃える
折りたたんだ後、底部をカットする際は、カットする角度を揃えることが大切です。
この角度が花びらによって違ってしまうと、花びらの高さが変わってしまい、
バラバラでバランスの悪いお花になってしまいます。
<バランスの良いお花を作るには>
次にふたつ目の原因
「花びらを配置したときにバランスが悪い」
に対しての解決策についてです。
・作りやすいお花から慣れていく
作りやすいのは、花びらが「8枚」のお花です。
まず十字に4枚を配置し、その間に1枚ずつ置いていけば作ることができます。
バランスの取りやすい枚数だと思います。
まずは、この「8枚」を作って慣れてみてください。
・中心を意識して揃える
この部分がずれてしまうと、せっかく花びらが全て均一でも、
花びらの大きさが違って見えてしまい、バランスが悪くなります。
全ての花びらの中心部分が揃うように配置をしましょう。
・ガイドラインを敷いて配置する
バランスが難しいのは花びらが「5枚」「6枚」のお花です。
始めはガイドラインを敷いて、配置していくのがおすすめです。
まとめ
つまみ細工は工程が少ない分、
「ひとつひとつの工程を丁寧に正確に作る」ことが重要ということがわかると思います。
「丁寧さ」と「正確さ」
これが仕上がりに大きく影響します。
布をカットする準備段階から、気を抜かず、丁寧な仕事を心掛けましょう。
慣れてくればスピードも上がり、意識せずとも出来るようになりますよ!